2021年6月2日水曜日

近鉄、採用担当を処分へ 就活中の女子学生に不適切行為

近鉄、採用担当を処分へ 就活中の女子学生に不適切行為

 

2021年6月2日() 20:57 朝日新聞

 

 近鉄グループホールディングスは2日、同社の男性採用担当者が、就職活動中の女子学生に不適切な行為をしたとして処分することを明らかにした。

 

 この担当者について文春オンラインが2日、「女子学生に肉体関係を迫るなど不適切な行為を働いていた」と報じた。それによると、2月に「エントリーシートの添削をしてあげる」などと学生を誘って面会し、ホテルで肉体関係を迫ったという。学生とはLINEを使って個別に連絡をとっていたという。

 

 同社の広報担当者は朝日新聞の取材に「担当者本人は報道の内容を認めている」と説明。採用担当からは外したという。同社では、採用担当者が学生と個別に連絡をとることは社内ルールで禁止しているという。「監督責任のある管理職も含めて厳正に処分する」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

就職希望者の弱味につけ込んでの採用担当者によるセクハラ行為です。
別にこの企業だけに限ったことではなく、
表面化や事件化しない同様の事案はまだまだ有るはずです。
少なくても以前に私は某企業の人事担当の管理職が就職希望者に対して
セクハラを行い退職をした事案を耳にしております。
だから、まだ同様の事案は発生していると推測しているのです。
最近になって芸能界で話題になった[枕営業]ですが、
就活に於いても立場の弱い求職者が採用担当者自身への要求をされているのです。
この様な就活者による枕営業は決してフェアではありませんが、
就活者が嫌と感じてもそれを受け入れてしまい、無事に就職が叶えば、
これもまた表沙汰にはならない事案です。
容認してはならない事案ですが、
現状では求職者と採用担当者が居る限り、
この様な事案の完全防止は難しいのが現実だと思います。

被害者の方へ
よく表沙汰にされたと思います。
「自分さえ就職出来れば」と考えたならば、
相手の不当な要求を受け入れたかも知れませんし、
希望どおり就職出来ても、就職先では被害者を把握しているので
いつか何かの拍子に身バレする可能性もあるのです。
その様なリスクを背負ってでも正義を貫かれた事に敬服致します。

0 件のコメント:

コメントを投稿