2021年6月7日月曜日

JOC幹部が電車に飛び込み死亡 自殺か

JOC幹部が電車に飛び込み死亡 自殺か

 

2021年6月7日(月) 15:18 産経新聞


7日午前9時20分ごろ、東京都品川区東中延の都営浅草線中延駅で、ホームに入ってきた泉岳寺駅行きの電車に男性が飛び込み、搬送先の病院で死亡が確認された。

 

捜査関係者によると、死亡したのは、日本オリンピック委員会(JOC)の経理部長、森谷靖さん(52)とみられる。所持品から遺書などは見つかっていないが、現場の状況から自殺とみられる。



※ 別途の記事も掲載致します

JOCはショック! 経理部長の飛び込み自殺で囁かれる「五輪とカネ」


2021年6月8日() 14:00 日刊ゲンダイ

 

 東京五輪開催を46日後に控えた7日、JOC(日本オリンピック委員会)の幹部が飛び込み自殺――というショッキングなニュースに衝撃が広がった。

 

“泥舟”五輪強行で責任のなすり合いが始まった…スポンサーの延期提言も“アリバイづくり”

 

 7日午前9時20分ごろ、東京都品川区の都営地下鉄浅草線中延駅で、JOCの経理部長、森谷靖さん(52)が2番線ホームから線路に飛び込み、普通列車にはねられた。森谷さんは病院に搬送されたが、2時間後に死亡が確認された。森谷さんはスーツ姿で、遺書は見つかっていない。

 

■ネット上ではさまざまな憶測が

 

 世論の多くが東京五輪の中止を求める一方、政府は強行開催に突き進んでいることから、ネット上ではさまざまな臆測が入り乱れている。

 

〈「経理部長」職ということは、既に帳簿が「紛失」したりとか、表に出せない事情や事態が山盛りあるのでは……?〉〈公にはできない秘密を隠し続けることが耐えられなかったのか〉

 

 先月26日に行われた衆院文科委員会では、東京五輪組織委員会が広告代理店に委託している会場運営のディレクターの1日当たりの人件費が35万円と、あまりにも高額だという指摘が野党議員からあった。さらに今月5日には、会場準備を担当する組織委員会の現役職員がJNNの「報道特集」に出演。会場運営の業務委託を受けた広告代理店に、1015%の「管理費」を支払うという不透明な金の流れを証言した。

 

 そのため〈国会でも追及が始まった「不審なカネの流れ」と自殺との間に何らかの関連性があるのではと推察せざるを得ない〉〈先週末の報道特集で匿名で洗いざらい証言してたJOC職員ってひょっとすると……〉といった書き込みがあったが、組織委員会とJOCは全く別の組織で、自殺した経理部長とテレビで証言した現役職員は、職種も違えば立場も異なる。

 

とにかくマジメで優秀と評判だった

 

 亡くなった森谷さんは、どのような人だったのか。

 

「埼玉の名門進学校・県立浦和高を出て、法政大に進学した。卒業後は堤義明氏が実質オーナーを務めていた国土計画に就職しました。とにかくマジメで優秀と評判でしたから、こんな五輪のゴタゴタなどで、自ら命を落とすなんて考えられません」(五輪担当記者)

 

 森谷さんは90年代前半、国土計画からJOCに出向。国土計画を辞職後、そのまま再雇用され、以来、経理を担当していた。

 

 2007年以降、JOCの加盟団体である日本スケート連盟や全日本柔道連盟、日本ホッケー協会、日本体操協会、日本フェンシング協会など競技団体の不正受給が相次ぎ、その際、会計監査から呼び出されることもあったようだ。これを受け、JOCは、文科省から東京五輪に向け、さらなるガバナンス強化策を求められていた。

 

 JOCの職員たちは森谷さんの自殺の原因について思い当たるようなフシはなく、ショックを受けているそうだ。遺書が出てくれば動機が判明する。


《カウンセラー松川のコメント》

自殺の原因の中には精神面での不調もあります。
開催の有無は別問題として、開催するならば間もなくと言う時に
JOCの管理職、しかも経理部長と言う金銭管理面での責任者が自殺。
尋常ではありません。
東京オリンピックについても不透明な資金の動きが指摘されてもいるだけに
その重圧に耐えられなかった可能性も考えられます。

御遺族の方へ
遺書が残っていれば自殺の動機解明の一助になりますが、
ここ数ヶ月の御家庭での言動等も自殺原因の解明に役立ちますので
思い当たる事があれば、先ずは全て書き出してみてください。
また、残業や休日出勤等の超過勤務の時間数も
どんな些細な事でも構いません。
この半年間で毎日とか毎月で何時間有ったかの記録も大切です。
長時間労働による心身の疲弊が自殺を後押ししている可能性もあります。
そして、書き出したリストは必ず手元にも残して置いてください。
真相を闇に葬られない為にも。

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