2021年6月15日火曜日

スーパー社員過労自殺訴訟 国が控訴断念 労災手続き進める意向

スーパー社員過労自殺訴訟 国が控訴断念 労災手続き進める意向

 

2021年6月15日() 17:09 毎日新聞(小坂春乃)

 

 島根県出雲市のスーパー運営会社「ウシオ」の社員、高木教生(のりお)さん(当時36歳)の自殺を労災と認めた松江地裁判決(531日)について、国は控訴を断念した。期限の14日までに控訴せず、労災保険に基づく遺族補償給付の支払い手続きを進める意向を遺族側に伝えた。

 

 高木さんは同社で酒のバイヤーをしていた20099月に自殺。判決は、直前の時間外労働が月120時間を超え、うつ病を発症していたと認定した。

 

 島根労働局は取材に対し、「判決内容に従い、迅速に対応したい」とのコメントを出した。遺族側代理人の岩城穣(ゆたか)弁護士は「国は相当な長時間労働があったことを否定できず、控訴しても結論が変わらないと判断したのだろう。過労死はいけないという世論も無視できなかったのではないか」と話した。一方、訴訟に補助参加しているウシオは「コメントは差し控える」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

この件については6月4日付け拙ブログ記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: スーパー社員過労自殺「控訴断念を」遺族ら労働局などに申し入れ (mms119.blogspot.com)
にて、お伝えしておりましたが、
遺族の意向を汲んで国は対応をしてくださいました。
労基署としては自らの対応ミスを認める形になりましたが、
意地を張らずに労働者側に立った対応に救われた思いが致します。

御遺族の方へ
亡くなられた方はお戻りにはなりませんが
せめて事実が事実として認められた事で
今後の過労死が減る事に期待しましょう。

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