2021年11月10日水曜日

自宅待機5年、解雇で提訴 みずほ元行員「パワハラ」 東京地裁

自宅待機5年、解雇で提訴 みずほ元行員「パワハラ」 東京地裁

 

2021年11月10日() 17:10 時事通信

 

 みずほ銀行に勤務していた男性(52)が約5年にわたる自宅待機や、退職強要のパワーハラスメントを受けた上、懲戒解雇されたとして、同行を相手取り、解雇の無効や3300万円の損害賠償などを求めて東京地裁に提訴した。

 

 同地裁(前沢達朗裁判長)で10日、第1回口頭弁論があり、同行側は出席しなかったが、答弁書で請求棄却を求めた。

 

 意見陳述した男性は「(銀行は)誠意をもって向き合おうとしなかった」と訴えた。

 

 訴状によると、男性は2007年、みずほ銀に転職。関西エリアの支店で営業職として勤務していたが、来店客の前で新聞を読む幹部への苦情があったことから1412月に注意を促すメールを送った。メール送信後、支店内で男性に関する聞き取り調査が行われ、幹部からは「覚えておけよ」と告げられたという。

 

 男性は幹部への対応について注意を受け、営業職を外された。退職も求められた上、164月には自宅待機命令を受けるなどし、不眠や脱毛の症状が出るようになったとしている。


《カウンセラー松川のコメント》

上席者に対する批判的なメールを送ったことで仕事を干される。
如何にもありそうな出来事ですが、本当に起きた事案です。
注意を受けたり、職務替えまでは人事権の行使としてあり得ますが、
退職勧奨は過剰な対応と感じます。
その上に自宅待機を5年間近くも継続しているのは尋常ではありません。
懲戒処分をするなり、配置転換や異動をさせるべきでしょう。
被告が答弁書で請求棄却を求めたのは常套手段です。

被害者の方へ
いきなりメールで上席者を批判したのは失策だったかも知れません。
しかし、それに対して見せしめの様な会社側の対応は真っ当ではありません。
不当な事に対して声を挙げて会社全体の環境を改善して欲しいです。

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