「市長からパワハラ」幹部職員が告発 熊本・菊池市が調査開始
2021年11月17日(水) 19:50 朝日新聞
熊本県菊池市の50代の男性幹部職員が、江頭実市長(67)からパワーハラスメントを受けたと訴え、市が調査を始めたことが17日、市などへの取材でわかった。市は調査結果をまとめ、副市長を委員長とする「市職員ハラスメント防止対策委員会」に諮って対応を検討する。
市などによると、経済部の男性課長が1日、庁内の「職員目安箱」にパワハラの内容などをまとめた文書を投稿し、総務課が受理した。文書は「市長から多くの嫌がらせや威圧的な言動を受け続け、心身ともに限界に達した」「普段から江頭市長が職員を呼び出して強く叱責(しっせき)、罵倒することが話題となっていた」などと主張。「これまで何をやっていた。仕事から逃げているのか」などと強く怒鳴られたことや、他にも被害を受けていた同僚がいることなども記されていた。
市は今後、男性や江頭市長、関係者への聞き取りなどの調査を進める。
菊池市長パワハラ疑惑 市が聞き取り調査 市長は否定【熊本】
2021年11月17日(水) 18:28 熊本放送
菊池市の江頭実市長から、パワーハラスメントを受けたとする市の幹部職員からの相談を受け、市が聞き取り調査を行っていることがわかりました。
市長は、パワハラを否定しています。
菊池市などによりますと、今月1日、経済部に所属する50代の男性課長が「市長からパワハラを受けている」と、市に文書で相談をしたということです。
男性課長はRKKの取材に「数年前から、度重なる叱責や嫌がらせを受けてきた」と話し、先月、睡眠障害の診断を受けたと答えました。
一方、江頭市長はパワハラを否定した上で、「調査結果を待ち対応する」とコメントしています。
菊池市は現在、関係者に聞き取り調査を進めているということです。
菊池市では、職員からのハラスメントに関する相談があった場合、副市長や総務部長などで作る対策委員会で審議することになっていますが、今回は市長が当事者のため、利害関係のない第三者を入れた委員会の設置を検討しています。
《カウンセラー松川のコメント》
首長による管理職へのパワハラに関するニュースも増えています。
今まで「当然の事」と我慢していたのが、
他の自治体でのニュースを知る事により、
単に「嫌がらせを受けていただけ」と解釈される様になったのでしょう。
首長は選挙で選ばれた者なので「有権者の代表」と言う意識から
「職員に何をしても許される」と勘違いしている部分もあるでしょう。
また、民間組織の出身者であると公務員の仕事の仕方が
[先例主義]や[事なかれ主義]であったり、
効率性を求めていないと感じられることから、
叱咤している場合もあるでしょう。
管理職であれ、職員であれ、一個人を責めるのではなく、
組織全体を改革するべく叱咤して欲しいものです。
その上で、従前どおりの働きしか出来ない者に対しては、
きちんと対応するべきでしょう。
人前や当事者の上司の前で叱るべきか、
当事者だけの場で叱るのか、ここの判断は難しいでしょう。
第三者が不在だと「言った。言わない」の問題が発生しますし、
第三者を交えると「他人の前で恥をかかされた」との問題になりますので。
被害者の方へ
受け取り方は個人の感覚でもありますが、
「ハラスメントだ」と感じられたら、先ずは相談するべきで、
今回の手段で良いと思います。
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