2021年11月16日火曜日

大学院研究生らの能力否定 ハラスメントで神戸大准教授処分

大学院研究生らの能力否定
 ハラスメントで神戸大准教授処分

 

2021年11月16日(火) 19:44 神戸新聞(小尾絵生)

 

 神戸大(神戸市灘区)は16日、大学院の研究生と合格者の2人に能力の否定を繰り返した上、指導を拒否し教育研究の機会を奪ったとして、50代の男性准教授を停職14日の懲戒処分にしたと発表した。同大はハラスメントと認定した。

 

 処分は15日付。2019年10~11月、同大大学院博士課程後期課程に進学希望の女性研究生に対し、准教授は「私の所で研究するには能力が足りない」といった内容のメールを送信し、指導も拒否したため、女性は受験を断念した。

 

 

 また、同年秋に実施された大学院博士課程前期課程の入試合格者の女性に対しても、同様のメールで能力を否定し、指導を拒んだ。女性は入学しなかった。

 

 20年1月までに女性2人が大学に相談して発覚。奥村弘・ハラスメント防止・対策本部長は「2人の教育機会を奪う結果となり誠に遺憾。防止対策に万全を期したい」とコメントした。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

神戸大学准教授を懲戒処分 研究生ら指導拒否などハラスメント

 

2021年1116日(火) 1753分 NHK

 

神戸大学の50代の男性准教授が研究生ら2人に対し、能力を否定したり指導を拒否したりするハラスメントを行ったとして、大学から停職14日間の懲戒処分を受けました。

 

懲戒処分を受けたのは神戸大学の50代の男性准教授です。

大学によりますと准教授はおととし10月、自身の研究室に所属していた20代の女性の研究生に対して、「私のところで研究するレベルにない」など能力を否定する発言を繰り返したということです。

また、同じ年の秋に大学院の入試に合格し、准教授の研究室に所属する予定だった別の20代の女性が、入学前に研究室の卒業生に直接、連絡を取ったことに腹を立て、「礼儀が分からない人は指導できない」などと指導することを拒否する内容のメールを送ったということです。

2人は受験や進学を断念したということで、相談を受けた神戸大学が調査を行い、准教授の行為はハラスメントにあたるとして、15日付けで停職14日間の懲戒処分にしました。

神戸大学の奥村弘ハラスメント防止・対策本部長は「2人の教育研究の機会を奪う結果になりまことに遺憾だ。防止対策に万全を期したい」とコメントしています。

 

 

 

学生らの能力否定を繰り返し
 神戸大学大学院の准教授が停職処分/兵庫県

 

2021年11月16日() 21:01 サンテレビ

 

神戸大学は大学院に合格した学生らの能力を否定するハラスメントを行ったとして男性准教授を停職14日間の懲戒処分にしました。

 

神戸大学によりますと、50代の男性准教授は201910月に受け入れた大学院研究生に対して「私のところで勉強するにはレベルが達していない」などと能力を否定する言動を繰り返し、大学院の入試合格者にも入学後の指導を拒む内容のメールを送ったということです。

 

学生はいずれも大学院の受験や入学を断念していて、神戸大学は男性准教授の言動が教育研究の機会を奪ったとして停職14日の懲戒処分にしました。

 

男性准教授は大学の聞き取りに対し「指導のつもりでやった」と話しているということです。


《カウンセラー松川のコメント》

教員には試験合格者に対して教育をする義務があるはずです。
また、学びたい者は試験を受ける権利があります。
それを屁理屈だか因縁付けの様にして自らの職務放棄を正当化するとは
教育者として失格です。
学校当局も防止対策に努めるのは当然として、
被害者に対しての救済措置を執るべきです。
学ぶ者へのハラスメントについては法令での対応策がありません。
労働者と異なる立場ですが、
人生の方向を恣意的に変えられてしまうのですから
政府もこの様なハラスメントに対する法整備が必要かも知れません。

被害者の皆様へ
進路を職務怠慢な教員によって奪われるなんて
本来あってはならない事だけに
酷い仕打ちに遭われたと同情致します。
大学当局もハラスメントを認めていますので、
民事訴訟で慰謝料請求等も視野に入れて良いと思います。

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