木下富美子都議への追及
代理人弁護士が “いじめ” と断罪「教育現場に悪影響をおよぼす」
2021年11月22日(月) 19:50 東京スポーツ
無免許運転を繰り返し、道路交通法違反の罪で在宅起訴された木下富美子都議(55)が22日、都庁で記者会見を行い議員辞職を表明した。
「小池都知事と直接お話をさせていただき、また支援者の方にもご相談をし都議会議員の職を辞することを決断をいたしました」と政治の師と仰ぐ小池氏の助言があったという。また「今回の不祥事を乗り越えて再出発する時には『相談に乗る』と言っていただいた」と話した。
刑事訴追(無免許運転)では「捜査に関わることはお話しできない」、議員として「説明責任」の板挟みに苦しんだという木下氏。体調不良を理由に議会に出席せず〝雲隠れ〟していたことに「出席するのが仕事ではない」ときっぱり。辞職決断の理由として「齢85に至る父の安全が脅かされる状態になりました」と家族にまでおよぶ批判があったと主張。「任期の間、都議を続けたいと、仕事をしたいと願ってきましたが、仕事をさせてもらえない現実が前日の委員会出席拒否で明らかになりました。仕事がしたいにもかかわらず、させてもらえない理不尽な事態に悩みました」と思いを述べた。
同席した代理人弁護士は木下氏の説明の後、「議会の対応についてひと言、お話させていただきます」として「委員会出席拒否」に言及。「木下に関しては召喚状が3回出され、11月9日に登庁し、委員会に出席しましたが、他の議員は退席し、委員会は開催されませんでした。木下を議会に呼んでおき、出席したら木下以外の議員が委員会をボイコットする。私も一都民ではございますが、その立場から見ると『仕事をさぼっているな』」と議員のボイコットを問題視。
続けて「木下は都議会から2度にわたる議員辞職勧告を受けております。これに対しては重く受け止めるものであります。しかし。これが勧告であって強制力はございません。議員を辞職するかどうかの判断は、あくまでも議員本人の判断によるものと理解しております。今回、木下は議員辞職しますが、木下のような不祥事を起こした議員を辞職させるためには、刑事裁判の結果、選挙権を失った場合、リコールによる場合、議会での除名処分による場合、この3つしかございません」と説明。
「除名処分につきましては、出席停止処分とともに司法審査の対象となり、議会多数派が少数派を安易に議会から排除することがないよう、歯止めがかけられております。今後、不祥事を行った議員を辞めさせたいのであれば、議会や委員会等で辞職勧告に従わなかった議員を無視するような〝いじめ行為〟をするのではなく、法律上の適正手続きに従って辞職させることができるよう法律を整えたらいかがでしょうか」と提案。
「木下の議会での様子を見ていると、学校や職場で見られる〝いじめの構造〟と同じに見えてなりません。日ごろ、いじめ撲滅を唱えていると思われる議員の方々の、このような実際の姿を見せつけられると、日ごろの言動に対する信頼性が損なわれると考えますし、教育現場や職場などに悪影響をおよぼすものと思われてなりません」と議会、他の都議の行動に苦言を呈した。
「仕事させてもらえない理不尽」木下都議が辞職
2021年11月22日(月) 23:30 テレビ朝日
木下富美子都議(55)が22日、会見で辞職する考えを表明し、許可されました。
木下都議は、5月から7月にかけて、無免許運転を計7回繰り返したとして、道路交通法違反の罪で在宅起訴されています。
これまでに2回、都議会から辞職勧告を受けたものの、辞職しない考えを示してきましたが、一転、辞職を表明しました。
木下富美子都議:「決して議員報酬が欲しいために、議員継続を望んだわけではありません。今回、私が刑事訴追の可能性との間で、十分な説明責任を果たせなかったために、大切な両親、そして85歳になる父の安全が脅かされる事態となりました。これ以上、家族を巻き込むことはできない。これも辞職の決断に至る理由となりました。仕事がしたくて議員継続を望んでいるにもかかわらず、仕事をさせてもらえないという現実が、先日の委員会開会拒否で明らかになりました。議員として十分に仕事をさせてもらえない理不尽な現実に悩みました。(Q.不祥事を起こしながらも都議として働く必要・義務があるとの考えか)そこについては、辞職を決めるまでは、そのように思っておりました」
一方で、免許停止中に運転を繰り返した理由については、裁判への影響があるとして、答えませんでした。
7月の選挙では、都民ファーストの会の公認を受け、特別顧問を務める小池都知事が応援に入っていました。しかし、無免許運転で人身事故を起こしていたことが発覚し、除名処分となりました。
22日午後、自身の進退について、小池都知事に相談したといいます。
木下富美子都議:「『ここはいったん退き、今回の交通事故の解決に専念されたらどうか』とのご助言を頂き、『再出発する時には相談に乗る』とお話も頂きました。小池都知事は私の政治の師であり、政治の舞台へのきっかけを作ってくれた方。支援者の方々とも改めて話し、小池都知事のご助言もふまえ、深く考え、今回、都議会議員の職を辞する決断に至った」
会見が始まった直後、小池都知事は都庁をあとにしました。
《カウンセラー松川のコメント》
今般の議会側の対応が悪いとの発言ですが、
これはあくまで弁護士が依頼者側に立っての発言であり、
弁護士は依頼者の要求であれば「黒も白」と言い切るのが仕事なので
別に弁護士だから正しい事を言っている訳ではありません。
免許が停止されているのを承知しながら無免許運転を繰り返した挙げ句に
轢き逃げ事故を起こした上に、議会には病気を理由に欠席。
これでは世間も納得しないでしょう。
[特定の議員が出席しようとしたら、他の議員がボイコットした]
この出来事に於いて、他の議員の行動だけを切り取ってクローズアップすれば、
特定の議員に対する嫌がらせであり、圧力を掛けている様に解釈出来ます。
多くの議員の個人的な見解で特定の議員を締め出し、
これを容認してしまうのは民主主義を殺してしまう行為でしょう。
しかしながら、今般の件は特定の議員による問題行動が発端なのですから、
そこを混同してはならないです。
カウンセラーさんのいけに激しく同意します。
返信削除この件の発覚当初から無責任な人だとは思いましたが、これほどまでにあさはかな人で更にあ然としました。自分の事を棚に上げるとはこういう事かと思いますね。
頼んだ弁護士も苦しすぎる言い訳ですね。いじめ?違いますよ。信頼を失ったのです。議会も呆れ返ったのです。ご自分のした事に向き合えずあまっさえ無かったことのように当然と振る舞う。開いた口が塞がりません。
何でも「ハラスメントだ」「イジメだ」と言えば同情されると勘違いされている方もいる様です。
削除確かに第一声が「イジメだ」ならば、普通は同情を買います。
しかし、今般の事案の発端は[反復継続した無免許運転]と[轢き逃げ]です。運転免許保有者どころか議員として、やってはならない事を重ねた上に、その事を隠蔽し道義的責任も負わないのでは、心有る者は皆「如何な物か」となるのは当然です。
しかも当選後には嘘か真か知りませんが、体調不良を理由に議会も召喚も欠席では、金でも貰わない限り公然と味方なんて出来ません。
せめて都民ファーストを除名された時点で辞職していれば、まだ退き際としては救い様もありましたが、あの様に一人会派を立ち上げてまで議席にしがみついた段階で「人として終わった」と感じてしまいます。
以前の議員活動での評価をされている方もいらっしゃいますが、この様な事態になると「今までの議員としての活動も何か裏が有ったのではないのか?」と勘繰ってしまいます。
あ、意見がいけになってしまいました。失礼しました。
返信削除訂正のお知らせありがとうございます。
削除前後の文章から判断出来ましたので。