2021年11月25日木曜日

北海道の看護学院パワハラ 教員4人を保健所異動 保護者「免職を」

北海道の看護学院パワハラ 教員4人を保健所異動 保護者「免職を」

 

2021年11月25日() 10:28 毎日新聞(真貝恒平)

 

 北海道江差町の道立江差高等看護学院の学生らが教員からパワーハラスメントを受けたと訴えている問題で、管轄する道は24日、パワハラに関与した副学院長ら教員4人を学院外の江差保健所で勤務させると発表した。発令は同日付。

 

 道は今回の異動について「兼務在勤発令」としている。4人は学院の教務事務を本務とするが、授業や学生への対応を行わず、学院運営の意思決定には関与しない。兼務となった江差保健所で勤務し、新型コロナウイルスの相談や療養者の健康観察などを担当する。道保健福祉部は「学院内で関与した教員と学生との接触はなく、学生の心情に配慮し、学習環境の改善を最優先とした」としている。

 

 同学院でのパワハラを巡っては先月、道が設置した第三者調査委員会が、2015~20年度にあった教員の行為34件をパワハラと認定。函館弁護士会は積極的な人事権行使などで学院の組織改革を進めるよう道に求める会長声明を出していた。

 

 一方、被害学生の保護者らでつくる「江差高等看護学院の正常化を求める父母の会」は関与した教員の懲戒免職も強く求めている。道人事課は懲戒処分について、事実関係の把握など審査の手続きがあり、「(処分の)決定時期は現段階で未定」としている。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

「ペンでぶっ刺すぞ」パワハラ認定の教員4人を学外に異動
 道立江差高等看護学院保健所でコロナ対応へ

 

2021年11月24日() 20:40 北海道文化放送

 

 複数の教員によるパワーハラスメントが問題になっている北海道立江差高等看護学院について北海道は1124日、ハラスメントが確認された4人の教員の勤務場所を学外に異動させることを発表しました。

 

 この問題は北海道南部の江差町にある道立江差高等看護学院で、学生らが複数の教員から「ペンでぶっ刺すぞ」や「バカじゃないの」といった暴言などを浴びせられたと訴え、第三者調査委員会が34件のパワハラを認定、北海道が対応を検討していたものです。

 

 北海道は、第三者調査委員会の調査結果を踏まえ、ハラスメントが確認され学外に異動した方がいいと指摘された5人の内、副学院長を含む4人の教員を24日付けで道立江差高等学院から江差保健所に異動させると発表しました。

 

 北海道によりますと、4人は江差保健所で新型コロナウイルス対策を担いながら、道立江差高等看護学院の教務事務も担当するとしていますが、授業や学生への対応はしません。

 

 北海道は、学外に異動した方がいいと指摘されたもう1人の教員についても対応を検討するとともに、引き続きハラスメントと休学などが強く関係しているとされる学生4人への救済策を検討しています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ11月18日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 北海道立江差高等看護学院のパワハラ問題 中心人物とされる副学院長らが異動へ (mms119.blogspot.com)
この続報です。
懲戒処分には手間暇を要するので、
とりあえず人事異動で応急対応をしようとしているのか、
それとも、人事異動でお茶を濁そうとしているのか、
当局の真意が分からないと紛糾する案件です。
いくら「学生に関わらない」と言っても
これ程の悪質な加害者が同じ学校に勤務をしているだけでも
被害者にとっては精神的な苦痛が発生すると思います。
少なくても、私が被害者で現学生ならば、
加害者達が今以て同じ学校で勤務をしているだけで
意趣返しをされるのではないかと不安を覚えます。
道当局の言い分もあるのでしょうけど、
ここまで悪質な行為を反復継続した事案なのですから、
被害者の理解を得られる説明をするべきです。

被害者の皆様へ
軽微な被害を受けた訳ではないのですから、
納得出来る説明を要求して当然です。
また、現在も在学している方で恐怖や不安を感じるならば
声を大にして訴えて構わないと思います。

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