2021年11月20日土曜日

手相を口実、女性に触れたのはセクハラ 公証人に慰謝料命じる判決

手相を口実、女性に触れたのはセクハラ 公証人に慰謝料命じる判決

 

2021年11月20日() 8:04 朝日新聞(平岡春人)

 

 旭川公証人合同役場の事務員だった女性が、公証人の男性からセクハラを受けて退職に追い込まれたとして、公証人に慰謝料などを求めた訴訟の控訴審判決が19日、札幌高裁であった。長谷川恭弘裁判長は手相をみることを口実に女性の手を触ったのはセクハラにあたると認め、男性に33万円の支払いを命じた。

 

 判決は、公証人の男性が20189月、女性に手相をみせるよう頼み、手を指でなぞったと指摘。「原告は触られることを承諾しておらず、法的に保護された利益を侵害された」として不法行為と認定した。

 

 今年3月の一審・旭川地裁判決は、この男性が同年に約3カ月間にわたりメッセージアプリでハートマークなどを女性に送り続けた行為について、「社会通念上、相当な範囲を逸脱している」と指摘し、22万円の支払いを命じた。原告、被告双方が控訴していた。


《カウンセラー松川のコメント》

公証人とは法務大臣が任命する者で、
その公証人が勤務する場所が公証役場となります。
公証役場も各法務局が所管しておりますので、
実質的な公的機関となります。
その公証人に任命されるのは、判事経験者・検事経験者・法務省OBが殆どで、
適性試験等はありませんので、人格についても無関係に任命されています。
要するに司法関係の[偉い人]の天下り先の様な存在です。
それでも、法的に大切な業務を行うのですから、社会的な信用性は高いです。
そんな公証人がセクハラで訴えられるのですから、情けない事案と言えます。

被害者の方へ
公証人は司法系国家公務員と言う偉い人が退職してからの仕事なので、
「自分は偉い」と勘違いしている輩が存在しても不思議ではありません。
だから、こんな訴えられる事をやらかしてしまうのでしょうから、
きちんとお灸を据える意味も込めて、しっかりと慰謝料を頂いてください。

2 件のコメント:

  1. 本当に手相を見るならば、手を触ることを伝えて確認をとるなどすべきでしょうけど、それにしてもハートマークを送りつけるなどわかり易すぎますね。これではただのエロオヤジと言われますよ。たまらないですね。

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    1. エロオヤジの典型的な手法ですが、それを法務法曹OBとも言える公証人が行うとは世も末です。

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