機動隊の元上司から暴言や暴行…抑うつ状態に
パワハラ訴訟、和解へ 賠償金450万円
2021年11月18日(木) 10:30 琉球新報
2015年に県警機動隊の隊員だった男性が、上司だった元小隊長の男性から暴言や暴行を受け、抑うつ状態などが生じたとして、元小隊長と県側に損害賠償を求めた訴訟で、元小隊長と県側が男性に計450万円を支払うことなどで和解する方針であることが17日、分かった。県議会11月定例会に関連議案を提出予定で、可決されれば和解する見通し。
県によると、県側は安全配慮義務違反は認められないと主張していたが、那覇地裁は元小隊長の暴行や暴言が主な要因で原告の心身に不調が生じたとし、県側が一定の責任を負うと指摘。和解金の支払いや、再発防止などを盛り込んだ和解を勧告した。
提訴は19年4月。訴状によると、男性は15年4月から機動隊の小隊に配属された。同年4月から8月にかけて、元小隊長から顔を平手打ちされたり、太ももを蹴られたりしたという。
機動隊の上司から平手打ちや暴言 被害男性、沖縄県と和解へ
2021年11月18日(木) 7:11 沖縄タイムス
沖縄県警機動隊員の上司からパワハラ行為を受けたとして、当時20代の男性警察官が沖縄県などを相手に慰謝料など約520万円の損害賠償を求めた訴訟を巡り、県は17日までに、那覇地裁が示した和解勧告を受け入れる方針を決めた。県議会11月定例会に損害賠償の額などに関する議案を提出する。
県によると、地裁が示した和解勧告は加害職員の暴行などについて県は一定の責任を負うものとし、和解金450万円の支払い義務があるなどとした。原告に対する和解金の負担額は、県が300万円、加害職員が150万円とした。
訴状などによると、被害男性は機動隊に配属されて間もない2015年4月から約5カ月間、当時の小隊長から暴言や平手打ちなどの暴行を受けていた。男性は抑うつ状態などと診断され1年以上休職したとし、休業損害や慰謝料などの賠償を求めて提訴していた。
県警は16年2月、小隊長のパワハラ行為を認め本部長訓戒の処分にしている。
《カウンセラー松川のコメント》
上司から暴行を受けた部下による損害賠償請求訴訟に対して
和解で済ませた事案です。
暴行に関する経緯がニュースでは分かりませんが、
県警もパワハラ行為として認めているので、
例え指導だとしても行き過ぎであったのでしょう。
厳しい指導も必要ですが、それと暴力を混同する様では、
指導者として失格です。
被害者の方へ
警察を相手にするのですから、無理に訴訟へ持ち込むよりも
和解に応じて得策だったと思います。
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