2021年11月17日水曜日

セクハラ防止団体代表を提訴 児童福祉法違反で実刑の劇作家 東京地裁

セクハラ防止団体代表を提訴 児童福祉法違反で実刑の劇作家 東京地裁

 

2021年11月17日() 20:31 時事通信

 

 未成年にわいせつ行為をした児童福祉法違反罪に問われ、懲役2年の実刑判決を受けた男性劇作家が、セクハラ防止団体代表の女性(24)らに名誉を傷つけられたとして、550万円の支払いなどを求めて東京地裁に提訴した。

 

 17日に第1回口頭弁論があり、女性らは請求棄却を求めた。

 

 劇作家が提訴したのは「演劇・映画・芸能界のセクハラ・パワハラをなくす会」代表の女性と副代表の男性(41)。訴状などによると、女性らは同会のウェブサイトなどで、劇作家がミュージカルで演出するのを止めるため、過去の違法行為を「立場を利用しキャスティングを餌に行った大変卑劣なもの」と批判し、社会的評価を低下させたとしている。

 

 一方、女性は17日の口頭弁論で意見陳述し、「訴える前に、自分のしたことを省みて考え直してほしい。今回の訴えは(私たちの)活動を萎縮させようとするものにしか見えない」と反論した。女性は演劇俳優で、セクハラ加害者から支払われた示談金を基に同会で啓発活動などを行っている。 


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ11月5日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 芸能界のセクハラ訴えたら…演出家が名誉棄損で提訴 少女へのわいせつ行為で実刑、舞台復帰の反対運動で (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
過去の犯罪は服役することで社会的な制裁は済んでいます。
しかし、絶対に再犯しない保証はどこにもありません。
特に性犯罪は再犯性が高いので、注意が必要と言えます。
しかしながら、絶対に再犯する訳でもありませんので、
殊更に「あの人は性犯罪の前科者だ」と公言することは
現在の法制度や社会制度から鑑みると誤った行動です。
被告は原告に対し
「性犯罪は再犯性が高いので、再犯しない方法として立ち会わせて欲しい」と
申し入れをする等の事前準備が必要だったと思います。
原告も再犯をしない自信があり、尚且つ業界の健全化を進めたいならば、
被告の要求を検討したと思うのです。
芸能界で特にキャスティングに絡むセクハラや性犯罪を防止するのは
意義あることだと思います。
また、セクハラや性犯罪を擁護する気もありません。
しかし「あの人は性犯罪者だから業界に復帰させては危険」と
公言するのは現在の日本の社会では間違った行動と言えます。

被害者の方へ
罪を償い、更生したのならば、堂々と戦ってください。

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