2021年11月1日月曜日

新たに職員2人をパワハラで処分 宇部・山陽小野田消防局

新たに職員2人をパワハラで処分 宇部・山陽小野田消防局

 

2021年111日(月)12:50 NHK

 

おととしパワーハラスメントなどを理由に、20代の消防署員が自殺した宇部・山陽小野田消防局で、新たに職員2人を部下への暴力などのパワーハラスメントで厳重注意の処分としていたことが分かりました。

 

宇部・山陽小野田消防局ではおととし、消防署員の松永拓也さん(当時27)がパワーハラスメントなどを理由に自殺し、ことし1月に当時の副署長が減給の懲戒処分を受けています。

宇部・山陽小野田消防局は、ほかにもパワーハラスメントがなかったか調査していましたが、新たに2人の職員による部下へのパワーハラスメントが発覚し、ことし8月、2人を厳重注意の処分としていたことが分かりました。

このうち1人は勤務中に部下の頭をヘルメット越しにたたくなどしていたほか、もう1人は結婚式の披露宴で、部下へ暴力を振るってケガをさせたということです。

また、宇部・山陽小野田消防局によりますと、ほかの職員2人にも部下に大きな声を出したり無視をしたりするなど、パワーハラスメントにつながりかねない行為が認められたということで、口頭で注意したということです。

宇部・山陽小野田消防局は「組織としてあってはならないことで、引き続き研修などを行い再発防止に努めていく」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログの9月16日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 宇部の消防署員自殺、公務災害に 遺書でパワハラや金銭問題を訴え (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
但し、亡くなられた松永拓也さんの事案を契機に調査した結果、
他にもパワハラ加害者の存在が判明し懲戒処分していたそうです。
処分の実施について公表するか否かは判断が難しいですが、
報道されてしまうくらいならば、自殺者も出ての調査なのですから、
きちんと公表した方が消防局としての姿勢も評価出来たと思います。

被害者の皆様へ
理不尽な精神的や肉体的な攻撃に対しては泣き寝入りせず
正当な方法で訴えて構いません。
それが難しい環境ならば、労働問題に強い組織や法律家の力を借りるのも
一つの方法だと思います。

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