2025年3月4日火曜日

パワハラ相談窓口 匿名で相談可能も…結局求められる実名 未だに救急用資機材投げつけや「ぶっ殺す」などの暴言 2年前に多数のパワハラ行為発覚の今治消防

パワハラ相談窓口 匿名で相談可能も結局求められる実名
 未だに救急用資機材投げつけや「ぶっ殺す」などの暴言
 2年前に多数のパワハラ行為発覚の今治消防

 

2025年3月4日() 19:09 あいテレビ

 

パワハラ問題が相次いで発覚した今治消防。2年ほど前に設置したパワハラの相談窓口に、これまでに57件の相談が寄せられていたことがわかりました。ただ、取材を進めると、運用の問題点も見えてきました。

 

■約2年前にパワハラ問題が発覚 その後も繰り返される

 

今年1月、愛媛県にある今治消防の現役職員からあいテレビに寄せられた告発の手紙。

〜私は今治消防の職員です。約2年前の令和411月に今治消防のパワーハラスメントが問題となりました。〜

 

問題となった、そのパワハラ。

「お前はバカか。あほか」―――。

今治消防では、2年余り前、部下への暴力や暴言に加え、仮眠時間に筋トレをさせたり救急用のチューブを鼻から差し込んだりするなどのパワハラ行為が発覚し、問題となりました。

 

寄せられた手紙では、これ以降も今治消防でパワハラが繰り返されていて、部下に救急用の資機材や無線機を投げつけたり「ぶっ殺す」などの暴言をはいたりするなどの行為があったと指摘しています。

 

■相談窓口設置「匿名で相談できる」とされるも実名での回答を求める運用

 

今治消防は、2022年の11月にパワハラが問題となったことを受け、翌12月からハラスメント被害などに関する専用の相談窓口を設置しています。寄せられた情報は通常、消防の総務課が管理し、実際に被害を訴えるなど緊急性が高いと判断されれば、消防長など上層部と共有し対応を協議するということです。

 

あいテレビが取材したところ、この窓口には25日の時点で、計57件の相談や情報が寄せられていることがわかりました。ただ、消防によりますと「匿名で相談できる」とされているものの、聞き取りの中で相談者が実名を名乗って回答を求める運用となっていることから、やり取りの多くは、その時点で途絶えるということです。

 

臨床心理学の専門家は、相談窓口には何より匿名性が重要と話します。

 

人間環境大学  藤代富広教授

「まずは、連絡をしてきてくれた被害者とされる方の個人情報は、その窓口だけ

に留めて、加害者とされる人やその上司とかには絶対に漏らさないのが大前提」

 

その上で、外部の専門家を交えた相談体制を構築することが不可欠と述べました。

 

あいテレビが独自に入手した資料に記載されているのは、おととしの夏に実施された職場環境をめぐる調査では「早急な問題提起はなかった」と判断されています。しかし、現役の職員からあいテレビに告発の手紙が寄せらるなど、パワハラ被害を訴える声は途絶えておらず、相談態勢の実効性が問われています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ3月3日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「ぶっ殺すぞ」消防署でパワハラ発覚後も止まず… 救助に駆け付けた民家でも、住民の前で無線機投げつけ暴言か 現役署員から告発の手紙 愛媛県・今治消防
これの続報です。
匿名で相談出来る体の窓口でありながら、相談を進めると名乗りが必要になる。
本気で相談窓口を運用する気概を全く感じさせない設定です。
上記3月3日付け記事での《カウンセラー松川のコメント》でも記しましたが、
2022年時点で問題が表面化した時から、
対策をしない本気度だけは熱く伝わっているので、
今治市消防本部はパワハラ天国の頂点を目指しているのだと思います。
自治体消防の最も悪い面を表しているのが今治市消防本部です。

2025年3月3日月曜日

「ぶっ殺すぞ」消防署でパワハラ発覚後も止まず… 救助に駆け付けた民家でも、住民の前で無線機投げつけ暴言か 現役署員から告発の手紙 愛媛県・今治消防

「ぶっ殺すぞ」消防署でパワハラ発覚後も止まず…
 救助に駆け付けた民家でも、住民の前で無線機投げつけ暴言か
 現役署員から告発の手紙 愛媛県・今治消防

 

2025年3月3日() 17:31

 

2年前余りにパワハラ行為が相次いで発覚した今治消防。

 

あいテレビに、現役の消防士から「現在もパワハラ行為が続いている」という告発の手紙が寄せられました。

 

(今治消防の現役署員から寄せられた手紙)

「私は今治消防の職員です。約2年前の令和411月に今治消防のパワーハラスメントが問題となりました」

 

右下部分には手書きで差出人の名前が記載されています。手紙には、消防内部で続く複数のハラスメント行為の内容が具体的に記されています。

 

今治消防では、2022年、部下への暴力や暴言に加え、仮眠時間に筋トレをさせたり救急用のチューブを鼻から差し込んだりするなどのパワハラ行為が発覚し、問題となりました。

 

しかし、寄せられた手紙によりますとその後も内部でパワハラが繰り返されていて、2023年度には、当時、北消防署に在籍していた係長級の署員が救助に駆け付けた民家で、住民のいる前でほかの署員に対し救急用の資機材や無線機を投げつけ、暴言を吐いたということです。

 

また、昨年度には、中央消防署の予防課に所属する係長級の署員が、書類の内容について相談に訪れた署員に対し、「ぶっ殺すぞ」といった内容の暴言を吐いことも記されています。

 

このほか複数の関係者によりますと、今年度、発熱の症状を訴え早退を申し出た署員に対し、総務課の課長が「お前には使命感が無いのか」などの不適切な発言を行ったということです。

 

その後、この署員は新型コロナに感染していることが判明したということです。

 

あいテレビの取材に対し、今治消防は、住民の前で救急用の資機材を投げつけたという指摘については「調査中」と回答。

 

「ぶっ殺す」といった内容の発言があったことについては認めた上で、「既に解決済み」と説明しました。

 

一方、早退を申し出た署員に対する総務課長の不適切発言については「無かった」と回答しています。

 

告発の手紙の中で今治消防の署員は「パワハラが問題になって以降もハラスメントは減っていない」と指摘、その上で、こう結んでいます。

 

(今治消防の現役署員から寄せられた手紙)

「火災や救助、救急現場で最高のパフォーマンスをするためには、ハラスメントを撲滅し、風通しの良い職場環境にする必要があるのではないでしょうか。市民のために仕事ができる環境でありたい」


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2022年12月28日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 今治市の消防 部下へのパワハラで男性隊員を戒告処分【愛媛】
これの続報と言っても過言ではない記事です。
拙ブログ2022年12月9日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「本気で対策に取り組もうとしているのか」今治市消防のパワハラ受け対策するも現場に知らされず 疑問視する声相次ぐ
こちらは愛媛県の地元放送局あいテレビで報じたニュースですが、
その見出しにもある
「本気で対策に取り組もうとしているのか」
れが現実のものとなっている事案です。
総務省消防庁から今年1月29日に発出されました
消防本部におけるハラスメントの実態に関する調査の結果及び留意事項について
こちらでも「消防長の意志の明確化」が最初に挙げられてます。
今治市消防本部では、11月下旬からパワハラについて報道が始まり、
多くの報道がされている中で、未だにこの様な報道がされるのは、
組織としてパワハラに対して容赦していると看做されて当然でしょう。
消防長や消防本部の自浄作用を期待しても無理でしょう。
市長や市議会、市民が「今治消防でのパワハラは許さない」
この活動をしないと解決までに相当の年数を要すると思います。

被害者の方へ
よくここまで思い切った動きをされたと思います。
それだけ、被害は甚大且つ深刻なのでしょう。
マスコミの力ででも健全な職場環境が築かれる事を祈念しております。

後輩に「1、2年目は奴隷」 横浜市がパワハラで消防職員を懲戒処分

後輩に「12年目は奴隷」 横浜市がパワハラで消防職員を懲戒処分

 

2025年3月3日() 16:00 朝日新聞(良永うめか)

 

 後輩職員に「1年目、2年目は奴隷だ」と発言するパワハラ行為があったなどとして、横浜市は3日、消防局職員3人を懲戒処分にし、発表した。

 

 消防局によると、泉消防署の男性職員(49)は昨年10月中旬から12月上旬にかけて、後輩職員3人に「1年目、2年目は奴隷だ」「ちゃんと奴隷をしているか」と発言したほか、訓練中に「家から竹刀を持ってきてやろうか」と言った。無線の受話器でヘルメットの上から頭をたたくなどの行為もあったとして、減給10分の12カ月)となった。

 

 職員は発言について、聞き取りに「ひたむきに働くことを伝えたかった。でも不適切だった」などと話し、反省した様子だったという。

 

 また、引っ越しの際に不用になった冷蔵庫やソファなど約293キロを不法投棄したとして、保土ケ谷消防署の男性職員(29)を停職1カ月、作業を手伝った同署の男性職員(22)を減給10分の13カ月)とした。2人は今年1月に廃棄物処理法違反の罪で藤沢簡裁から罰金50万円の略式命令を受け、納付したという。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

不法投棄とパワハラ行為で消防士を懲戒処分
12年目は奴隷」 横浜市

 

2025年3月3日() 20:15 テレビ神奈川


横浜市消防局は去年、家電などを不法に投棄したとして男性消防士を懲戒処分としました。

 

市消防局によりますと、停職処分となった保土ケ谷消防署の29歳の男性消防士は去年6月、引っ越しの際に冷蔵庫やソファーなどおよそ293キログラムを、神奈川県内の山林や雑木林などに不法投棄したということです。

また、その作業を手伝った同じ消防署に所属する22歳の消防士は、減給処分となりました。

 

2人はことし1月、産業廃棄物処理法違反の罪で、罰金50万円の略式命令を受け、納付したということです。

 

市消防局の聞き取りに対し、29歳の消防士は「リサイクルショップに引き取ってもらうはずだったが、雨で濡れたので不法投棄した」などと話しているということです。

29歳の消防士は3日付けで依願退職しています。

 

一方、泉消防署の49歳の男性消防司令補は、去年10月から12月にかけて、3人の後輩職員に対し「1年目、2年目は奴隷」「ちゃんと奴隷はしているか」と発言するなどのパワハラ行為をしたして、減給処分となりました。


《カウンセラー松川のコメント》

冗談にしても新人に「奴隷だ」と発言するのは問題です。
この一言だけなら大きな問題にも至らなかったのでしょうけど、
日頃から悪い意味での体育会のノリで接していたのでしょう。
しかし、今の世の中、それは仲の良い関係でも通用するか怪しいです。
おかしな人間関係を作る様な言動は慎むのが、大人としての常識です。

被害者の皆様へ
49歳にもなると改心も難しいですので、
何かあれば遠慮なく然るべき筋に通報して構わないでしょう。

▼「女装で忘年会参加を強要」「火のついたタバコを押し付けられる」など男性自衛官がハラスメント受け「PTSD」発症と訴え 陸上自衛隊で調査 宮城

「女装で忘年会参加を強要」「火のついたタバコを押し付けられる」など
男性自衛官がハラスメント受け「PTSD」発症と訴え
 陸上自衛隊で調査 宮城

 

2025年3月3日() 11:18 東北放送

 

上司からの日常的なハラスメントを受け精神疾患を発症したとして、陸上自衛隊の男性自衛官が、202412月、公務災害を申請したことを受け、所属する駐屯地が調査に乗り出していたことがわかりました。

 

公務災害を申請していたのは、宮城県内にある陸上自衛隊の駐屯地に所属する30代の男性自衛官です。

 

男性自衛官は、2006年の入隊直後から女装して忘年会に参加するよう強要されたほか、火のついたタバコを胸に押し付けられるなどのハラスメントを受け、PTSDを発症したと訴えています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2月27日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼陸自隊員、女装強要でPTSDに 宮城県の駐屯地、公務災害を申請
これの続報です。


 

227日に男性自衛官が会見した際、所属する駐屯地は「事実関係を確認中のため、現段階ではコメントできない」としていましたが、その後の取材で、調査を開始していたことを明らかにしました。

 

今後、関係者への聞き取りを行うなどして公務災害にあたるかどうか確認し調査結果は本人に通知するということです。

2025年3月2日日曜日

▼男性美術家が女性へのハラスメント認め謝罪「深くお詫び」女性は「死ね」「失せろ」の暴言受けたと主張

男性美術家が女性へのハラスメント認め謝罪
「深くお詫び」女性は「死ね」「失せろ」の暴言受けたと主張

 

2025年3月2日() 21:13 スポーツニッポン

 

 展覧会「150年」で監督を務めるなど活躍している美術家の田中勘太郎氏が2日、自身のX(旧ツイッター)を更新。芸術家の女性への暴言によるハラスメント行為を認めた上で謝罪した。

 

 田中氏を巡っては「150年」展にアーティストとして参加した小野まりえ氏が、田中氏から「死ね」「失せろ」などの暴言を受けたとSNSなどで主張していた。

 

 これを受け、田中氏はXに「さんが訴えている私の暴言によるハラスメントについてご報告いたします」から始まる文書を掲載。

 

 「現在、ハラスメントの専門家の方にご協力いただきながら、小野さんとの対話を通じて謝罪の意を伝え、小野さんにはその謝罪を受け入れていただきました」と報告し、「皆様にはご心配とご迷惑をおかけし、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 

 一方で「一部で噂されているような身体的な攻撃や、セクシャルハラスメントは一切行っておりません」とセクハラや暴力はなかったと強調した上で「今回の件に関連して、事実と異なる情報や憶測、誹謗中傷などを小野さんを含む関係者に向けて発信されている方々がいらっしゃいますが、そのような行為はお控えいただきますようお願い申し上げます」と呼びかけた。

 

 再発防止策として「ハラスメントの専門家の方々から指導を受け、ハラスメントについての理解を深めております」とし、 ストレスコントロールやアンガーマネジメント講習を受講していることも明かした。

 

 「今回の企画に関わってくださった全ての方々に感謝申し上げます。運営スタッフ、アルバイトの皆様、アーティストの方々が一丸となり、限られた予算と環境の中で最大限の努力を尽くしてくださったことに心から感謝いたします。この度は誠に申し訳ございませんでした」として謝罪した。

2025年3月1日土曜日

▼八重山病院の医師をパワハラで戒告 専攻医に尊厳傷つける言動 沖縄

八重山病院の医師をパワハラで戒告 専攻医に尊厳傷つける言動 沖縄

 

2025年3月1日() 12:21 琉球新報

 

 県病院事業局は28日、県立八重山病院の40代の女性医師をパワーハラスメントを理由に戒告の懲戒処分にした。20212324年度にそれぞれ別の専攻医に適切なレベルを超え、尊厳を傷つけるような言動をとったという。

 

 同局によると、専攻医は2年の研修医勤務を経て同病院で専門研修プログラムを受けている。専攻医の治療方針に医師は強い口調と威圧的態度で批判。相談を受けた上司が指導したが、言動が繰り返されたという。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

指導医としての立場を利用し
40代医師をパワハラで戒告 沖縄県病院事業局

 

2025年3月2日() 12:18 沖縄タイムス

 

 沖縄県病院事業局は228日、八重山病院勤務の専攻医3人に対し、威圧的な発言などのパワーハラスメントを行ったとして、同院の40代医師を戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 

 同局によると202124年度、指導医としての立場を利用し、業務上の適切なレベルを超えた口調で批判するなど不適切な言動を行った。