2021年3月19日金曜日

海老名市消防本部 訓告の消防長が講師役 12人処分受け、パワハラ研修を実施〈海老名市・座間市・綾瀬市〉

海老名市消防本部 訓告の消防長が講師役
 12人処分受け、パワハラ研修を実施〈海老名市・座間市・綾瀬市〉

 

2021年3月19日() 18:00 タウンニュース

 

海老名市消防本部で3月9日から11日にかけて、課長級以上の職員55人を対象にハラスメント研修を開いた。研修は市消防署内でパワハラによる不祥事があり、関係職員12人が処分されたことを受けて実施された。講師は監督責任を問われ内野優市長から文書訓告を受けた二見裕司消防長が務めた。関係者によると「外部講師の依頼も検討したが年度末で予算がなかった」という。

 

パワハラの詳細は既報(https://www.townnews.co.jp/0402/2021/03/12/565683.html)。

 

研修では、海老名市が運用している「海老名市ハラスメント防止に関する基本方針」から一部抜粋した資料4ページと「海老名市ハラスメント苦情相談対応要綱」「海老名市職員の懲戒処分に係る指針」の一部を使い、ハラスメントの定義や種類、苦情の申し立てや相談の方法などを確認した。

 

研修で二見消防長は「ハラスメントは暴力の他にも立場を使ったものがある。周囲に与える影響を考え職務に当たって欲しい」と、再発防止を呼びかけた。

 

海老名市では今回の処分を受け、市役所の参事級以上を対象とした研修を3月26日に開く予定で、この研修では外部講師を招くという。

 

消防本部では今後も定期的にパワハラ研修を継続するとしている。


《カウンセラー松川のコメント》

消防での研修の予算は少ないですし、
3月となれば期末なので年度での予算措置がされていても
残額は極めて少額でしょう。
それでも、研修を実施した事は評価に値すると思います。
但し、どんなに有り難い研修でも
何年間も続けると受講側に飽きが来て効果は無くなります。
それは私が経験済みなので間違いありません。

2 件のコメント:

  1. 確かに厳しい予算のやりくりでは難しいでしょうね。
    高額な研修だからといっていい研修になるわけでもないし、安いからとそれなりの研修ということも決まっているわけではないので、せめて実のある研修になっていてくれることを願いたいですね。何よりも研修で学んだことが活きることが重要ですものね。

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    1. 《カウンセラー松川のコメント》では書きませんでしたが、まさか[しくじり先生]が消防本部で開催されるとは思いませんでした。
      でも、失敗談は成功談以上に耳を傾ける人が多いので、効果は期待出来るかも知れません。
      全ての講習に言えますが、講師選びは受講者からの情報が一番アテになると思います。
      講師料での評価なんてアテにしない方が良いです。

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