2021年3月22日月曜日

「女性はマネジメント苦手」 大津町議、一般質問で発言 不適当として議事録取り消し

「女性はマネジメント苦手」 大津町議、一般質問で発言
 不適当として議事録取り消し

 

2021年3月22日() 20:39 熊本日日新聞(中村美弥子)

 

 熊本県大津町の永田和彦町議会議員(61)が、3月定例町議会一般質問で「女性はマネジメントが苦手」などと発言していたことが22日、分かった。同町の桐原則雄議長は同日、不適当な発言だったとして、議事録から取り消した。

 

 出席議員らによると、永田議員は19日の一般質問で、金田英樹町長が町長選で示した「女性幹部職員を民間から公募して登用する」との政策を取り上げ、「女性の苦手とするところはマネジメント。そういった部分に置かれていないから。強制的に連れてきても役に立たない」などと発言した。

 

 19日の議会終了後、桐原議長は議場で「不適当な発言があった」として、修正を求める考えを示していた。その後、複数の議員や傍聴者からも「女性蔑視だ」との意見が寄せられ、桐原議長は「誤解を与える表現」と判断。定例会最終日の22日の本会議前、永田議員に発言を取り消すように促したが応じなかったため、議長権限で取り消しを決めた。

 

 熊日の取材に対し、永田議員は「女性蔑視の意図はなく、機会を与えられてこなかったためにマネジメント力が養成されていない現状を伝えた。女性登用は積極的に進めるべきだと考えている」と説明した。


《カウンセラー松川のコメント》

この議員の年齢を知れば、発言してしまうのも納得出来ます。
だからと言って、公職に就く者が差別的な発言をすれば問題になります。
男尊女卑の時代は終わりました。
実態として組織の幹部や管理職での女性が占める割合が低くても
それ即ち女性の能力が低い訳ではありません。
結婚や出産を機に退職する女性もいらっしゃるので
組織に残る女性が少ないのも一因だとの認識が欲しいですね。

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