2021年3月16日火曜日

オンラインゲームを同僚に強要 消防士をパワハラで処分 宝塚

オンラインゲームを同僚に強要 消防士をパワハラで処分 宝塚

 

2021年3月16日() 20:15 毎日新聞(土居和弘)

 

 兵庫県宝塚市消防本部は16日、西消防署南部出張所の35歳と45歳の男性消防司令補2人が、同僚にオンラインゲームへの参加を強要するなどのパワーハラスメントをしていたとして、それぞれ停職1カ月と減給10分の13カ月)の懲戒処分にしたと発表した。同出張所では2人を含む男性消防士8人が14カ月にわたり宿直勤務などの際に私有スマートフォンでオンラインゲームをしていた。2人以外の3136歳の消防司令補・消防士長6人は訓告とした。処分はいずれも15日付。

 

 市消防本部によると、オンラインゲームは4人が1組になって戦う対戦型シューティングゲーム「PUBGモバイル」。パワハラを認定された2人は20195月、消防士の一人が休憩中にこのゲームをしていたのを見て興味を持ち、自分のスマホにもダウンロード。以降209月まで、主に同出張所での宿直勤務中、同じ係の同僚6人を食堂などに呼び、休憩時間(45分)を超える1時間程度ゲームに興じた。回数が最も多いのが35歳の消防司令補で126回に及んだ。消火や救急などの出動への影響はなかったという。

 

 市消防本部によると、消防司令補2人は宿直責任者である係長の職務を代行する立場にあり、誘われた消防士の一人は「威圧的に参加を求められ、断れなかった」と話したという。また、消防司令補2人は消防士1人に自転車通勤(約21キロ)を強制するなどの行為もパワハラと認定された。



他のハラスメント事案についても詳細な説明がある報道を掲載致します。 

 

消防隊員8人、夜勤中にオンラインゲーム 宝塚市が処分

 

2021年3月16日() 13:34 神戸新聞

 

 宝塚市消防本部の夜間勤務中、男性隊員8人がオンラインゲームで遊び、後輩へのパワーハラスメントもあったとして、同本部は16日、主導していた45歳と35歳の消防司令補2人を減給、停職などの懲戒処分にし、31~36歳の消防司令補ら6人を訓告処分にしたと発表した。懲戒の2人は20キロ超の通勤距離がある後輩に対して自転車で通わせ、1人は日頃から後輩を「ブタ」と呼んで侮辱していたという。処分は15日付。

 

 同本部によると、8人は2019年5月から約1年4カ月にわたり、夜間勤務中に休憩時間を超えてスマートフォンのゲーム「PUBGモバイル」に興じて公務を怠ったとされる。ゲームは、輸送機から戦場へ降り立った100人が、生き残りをかけて戦う内容。

 

 通報メールが市に届いて判明し、調査で消防司令補2人の主導とパワハラも発覚。休日にロードバイクレースに出場させたりトレーニングに付き合わせたりし、用事を理由に断ると自宅まで確認に行くなどしていた。業務ミスの回数分だけ肩をたたくなどしていた。

 

 懲戒処分は、45歳の消防司令補が減給10分の1(3カ月)、もう1人が停職(1カ月)と2階級降任。また、管理監督責任を問い、上司の消防長ら7人を文書厳重注意とした。

 

 消防本部の石橋豊消防長は「職員の自覚や緊張感、責任感が足りなかった」と謝罪。「全職員の面談や研修を徹底し、再発防止に取り組む」とした。


《カウンセラー松川のコメント》
ニュースバリューがあるのかオンラインゲームの見出ししかありませんが、
今般の事案はオンラインゲームと通勤に関する2つのハラスメントでの
処分報道です。
オンラインゲームの事案については、勤務中にスマホゲームをしていた上に
部下にまでゲーム参加を実質的に強要していました。
待機時間中とは言え、公務員が仕事もせずに自由に遊んでいた事と、
その遊びを部下に強要した2点で事案となっております。
そして、もう1件の事案は自転車通勤を強要した上に豚呼ばわりしていた事案です。
どちらも程度の低い、小学生並みの虐めの様なハラスメント事案です。
この様な事案が発生すると、当該消防本部の職吏員全員が肩身の狭い思いをします。
消防長のコメントは型どおりですが、実効性の有る取り組みを願っています。

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