2021年3月20日土曜日

人権侵犯 過去5年で最少152件 富山法務局、コロナで相談減

人権侵犯 過去5年で最少152件
 富山法務局、コロナで相談減

 

2021年3月20日() 5:01 北國新聞

 

 富山地方法務局が19日発表した昨年の人権侵犯事件の状況によると、同局が新規に救済手続きを開始した件数は前年比67件減の152件となり、過去5年で最少だった。同局は新型コロナの影響で相談が減少したことが要因とみている。

 

 同局は昨年、新型コロナの感染拡大防止のため面談の相談を極力抑え、電話やインターネットを中心に相談を受け付けた。昨年の相談件数は約1900件と前年から300件程度減少した。コロナ禍で行政などの相談窓口が増え、相談先が分散された影響もあるとみられる。

 

 内容は教職員に関する事案や学校でのいじめに関する事案は減少したが、差別待遇事案やプライバシーに関する事案、離婚の強要やセクハラなど強制・強要に関する事案は増えた。

 

 「女性の人権ホットライン」の利用件数は前年比123件減の108件、「子どもの人権110番」の利用件数は同89件減の77件で、いずれも過去10年で最少だった。


《カウンセラー松川のコメント》

前年対比での増減は数年間の動きを見ないと判断が出来ないので、
今後の動向についても報道して欲しいと想います。
また、新型コロナウイルス感染症の影響で相談先が分散されてしまったので、
法務局としては実態が把握出来なくなってしまったのは残念なことです。

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