2021年3月12日金曜日

わいせつ行為の教諭免職 県教委が懲戒処分 体罰の教諭は減給 三重

わいせつ行為の教諭免職 県教委が懲戒処分
 体罰の教諭は減給 三重

 

2021年3月12日() 11:00 伊勢新聞

 

 生徒にわいせつな行為をしたとして、三重県教委は11日、県立高校の男性教諭を懲戒免職処分にした。「生徒の特定につながる」などとして、詳細を明らかにしていない。また、生徒に体罰をしたとして、県立特別支援学校の男性教諭(52)を減給10分の16月)の懲戒処分とした。

 

 県教委によると、県立高校の男性教諭は昨年度、この高校に通う生徒に対し、わいせつな行為をした。学校側は本年度に入ってから事案を把握。生徒側は既に被害届を警察に提出したという。

 

 県教委は「生徒側からの強い要望」として、詳細な経緯や学校名を明らかにしていない。男性教諭は本年度から病期休暇を取得している。県教委の聞き取りに「被害者を傷つけて申し訳ない」と話したという。

 

 特別支援学校の男性教諭は昨年6月、洗面所で衣服に水をこぼした生徒の額を平手でたたいた。同年10月には同じ生徒にトイレ介助をする際、膝を平手でたたいて「しっかりせんか。ぼけ」と暴言を発した。

 

 この生徒は昨年10月から「指導に不安を感じた」として登校していない。男性教諭は「合図を送るつもりだったが、強くたたいてしまった」「家庭的な事情で疲れていて自制できなかった」と話したという。

 

 また、県教委は11日、伊勢市内の飲食店や民家に侵入して現金を盗んだとして、建造物侵入や窃盗などの罪で起訴された伊勢市立豊浜東小の臨時講師、世古享佑被告(28)を懲戒免職処分にした。

 

 このほか、乗用車を運転中に対向のオートバイに衝突する事故を起こし、相手の男性に骨折の重傷を負わせたとして、四日市市立河原田小の女性教諭(55)を減給10分の11月)の懲戒処分とした。

 

 木平芳定教育長は11日の定例記者会見で「被害を受けた生徒や保護者、関係者に深くおわびする。公教育に対する県民の信頼を著しく損なった。極めて重大な状況だと認識している」と述べた。

 

 その上で、県教委事務局に「コンプライアンス推進委員会」を設置して再発防止策を検討すると説明。各県立学校には「学校信頼向上委員会」を設け、生徒との関わり方などを議論させる考えを示した。

 

 また、県立高校の生徒らを対象に、教職員によるセクハラやわいせつ行為などについて尋ねるアンケートを実施することも明らかにした。調査の内容などを検討した上で、来年度から実施する方針。


《カウンセラー松川のコメント》

記事全文を掲載しているので、
ハラスメント関係の記事以外が多くて申し訳ございません。
事案としては、高校の男性教諭が勤務先の生徒(性別不明)に猥褻な行為をし、
既に警察に被害届まで出されている事案と、
特別支援学校の男性教諭が教え子に暴力や暴言を浴びせてしまった事案です。
猥褻行為については自業自得な事案です。
ところが、特別支援学校となると、普通学級と比べて指導が難しい面もあり、
忍耐力を要する部門とも言えます。
教員免許を取得し教員となった結果が[トイレ介助]では、
納得出来ない部分もあり、その鬱憤が生徒に対して現れたのではないかと思います。
小中高の児童生徒は一部の例外を除き教員より若年であるので、
教員にとって児童生徒が性の対象と見えてしまうのは動物としては当然の事象です。
しかし、教員は獣ではなく人間なのですから、単純に欲望を満たしてはなりません。
その部分の倫理観について、近年どこか欠けた者が多くなっている為に
この様な報道が繰り返されるのでしょう。
本来は採用時にふるいに掛けるべきであり、採用してから議論しても手遅れです。
既に倫理観が欠如した性欲だけは獣の教員が学校内に入り込んでいるのですから。

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