山形大・研究センター放火未遂 工学部長「行為者の調査しない」
2021年3月18日(木) 13:31 河北新報
山形大有機エレクトロニクス研究センター（米沢市）で昨年あった火災に関し、米沢署が現住建造物等放火未遂の疑いで男性１人を１２日に書類送検したことを受け、山形大の中島健介工学部長は１７日、米沢キャンパス（同）であった定例記者会見で「今後、行為者を特定する調査は行わない」と述べた。センターで問題化したパワーハラスメントと火災との関連は「承知していない」と話した。
中島工学部長は「（容疑の）男性は既に死亡したと警察から報告があった」と述べた上で、男性が大学関係者か否かは「確認していない」と説明。「事件を深刻に受け止める」と話し、再発防止策を講じる方針を示した。関係者への聞き取りは実施しない見通し。
火災は昨年６月に発生。ごみ箱や壁の一部などが焼け、男性職員３人が軽傷を負った。大学によると復旧費は約１億４４００万円。
関係者によると、センターの男性研究員が火災の数日後に遺体で発見され、自殺とみられている。山形大職員組合は昨年１１月、男性研究員が上司からパワハラを受けていたと発表した。
《カウンセラー松川のコメント》
学部長は「今後、行為者を特定する調査は行わない」とのことですが、
この［行為者］が放火犯を指すのであれば、大学で調査するまでもありません。
書類送検した男性名を公表しないと言う意味なのでしょう。
しかし、検察が被疑者死亡により不起訴とすれば、
それが報道されて被疑者が特定される場合もありますので、
パワハラ被害者による復讐的な放火なので、
同情して大学としては名前は公表しないと言う意味なのでしょうね。
山形大有機エレクトロニクス研究センターを見学したことがあり、他人事に思えないですが・・。私は刑事でも探偵でもないので、謎解きもできませんけど、なんとももやもやが残りますね。いずれにしてもパワハラはなくさねばなりませんね。
返信削除御存知の組織での事件となると、心を痛められているのでしょうね。
返信削除放火の原因がパワハラにもあるとしたならば、それは重大な事件ですから、尚更にパワハラ事案に対してはしっかりと対応して欲しいです。ここでいい加減な対応でお茶を濁すと、またハラスメント事案が起こる可能性は高くなると思います。