2021年3月13日土曜日

運動部で指導中、生徒に繰り返し体罰 茨城県立高教諭停職処分 県教委

運動部で指導中、生徒に繰り返し体罰
 茨城県立高教諭停職処分 県教委

 

2021年3月13日() 8:00 茨城新聞

 

茨城県教委は12日、部活動練習中の生徒を手で突き倒すなどの体罰を繰り返し行ったとして、県立水海道二高の男性教諭(39)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。同日付。被害生徒にけがはないという。

 

県教委によると、教諭は昨年9月中旬、顧問を務めていた運動部で指導中、口頭注意後にプレーでミスをしたとして、生徒2人の肩を手で突いて倒した後、シャツをつかんで引っ張る体罰をした。数日後にも別の生徒1人に同様の体罰をした。生徒側に反抗的な態度などはなかったとしている。

 

昨年11月、匿名の電話連絡を県教委が受け、調査して発覚。教諭は201912月と201月の合宿練習でも、複数の部員に同様の体罰をしていたことが分かった。教諭は「指導に気持ちが入りすぎてしまった」と反省しているという。

 

指導監督が不十分だったとして、校長を口頭訓告とした。県教委高校教育課は「被害生徒や保護者を傷つけ、信頼を裏切る行為。不祥事根絶へ服務規律の徹底に努める」と陳謝した。


《カウンセラー松川のコメント》

家庭でも[体罰]と[折檻]は区別されていました。
当然、保護者は「あれは体罰だ」と強弁しても、
その内容から判断されて[折檻]と評されてしまってました。
さて、学校ではどうでしょうか?
教員等の指導的立場の者から児童生徒への罰として
[体罰]と言う用語が使われがちですが、
皆が身体に罰を受ける様なことをしているのでしょうか?
今般の事案を報道で知る限りでは、
某運動部の部員が顧問からの口頭注意後にプレーでミスをした為に
顧問から体罰を受けたそうです。
それは顧問も認めているのですが、
いくら注意を受けた後のミスだとしても、
それが体罰を受ける程に問題性があったのでしょうか?
確かに試合の勝負に於いてミスは負けの要因となりますし、
一人のミスで全員が勝利を得られないとなれば、
それは大きなミスとも言えます。
しかし、人はミスをする事も有って当然の存在なのですから、
悪意の無い行為に対しての体罰は過剰な反応と言えます。
そもそも論からすれば[体罰禁止]なのですが、
更なるそもそも論からすれば、当該行為が本当に罰なのか?
それ自体を考えるべきとも言えます。
熱血指導による過剰な行動は、事の善悪は別として、
故意でなければ止むを得ない部分もあると思います。

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