2021年3月15日月曜日

熊本の消防パワハラ 元上司に停職6カ月の懲戒処分

熊本の消防パワハラ 元上司に停職6カ月の懲戒処分

 

2021年3月15日() 20:50 毎日新聞(栗栖由喜)

 

 熊本県の菊池広域連合消防本部(菊陽町)に勤務していた男性係長(当時47歳)が上司からのパワーハラスメント被害を訴える遺書を残して自殺した問題で、消防本部は15日、元上司の男性(57)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。消防本部によると、元上司は12日付で依願退職した。

 

 広域連合が設置した第三者委員会は元上司が係長に対し、担当外の業務で膨大な書類の整理をさせたり、1998年ごろから勤務時間外に自宅を訪れて業務指導をしたりしていた行為をパワハラと認定。自殺と因果関係があったとする報告書を2日付でまとめていた。消防本部は「職員が亡くなって因果関係が認められたことを重く受け止め、処分を決めた」としている。

 

 係長は20201月にうつ病を発症し入院。元上司の名を挙げ「パワハラ、おどし いつもそういう事ばっかり」などと記した遺書を残して4月に入院先で自殺を図った。


《カウンセラー松川のコメント》

3月10日付けの朝日新聞報道に続いての報道です。
今般の記事ではパワハラ加害者に対して停職6ヶ月の懲戒処分ですが、
処分日に依願退職してしまったので実質的な処分は無しです。
一人の人間を死に追い込んでも停職6ヶ月なのですね。
この処分を軽いと感じますか? 重いと感じますか?

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