2022年3月23日水曜日

医師の大量退職問題、市民病院理事長が市長に辞意

医師の大量退職問題、市民病院理事長が市長に辞意

 

2022年3月23日() 17:12 読売新聞

 

 大津市の地方独立行政法人・市立大津市民病院の医師が相次いで退職の意向を示している問題で、法人の北脇城理事長が任命者の佐藤健司市長に辞意を伝えたことが、関係者への取材でわかった。北脇理事長に対しては、医師らからパワハラの訴えがあり、病院が設置した第三者委員会が検証を進めている。

 

 市民病院では京都大から派遣されている外科、消化器外科、乳腺外科の医師計9人が6月末までに退職する意向を表明。さらに泌尿器科の5人も京都大側から「9月末までに退職」と通告されたほか、脳神経外科の5人も4月以降に退く意向を示している。

 

 外科の医師側は「理事長から『手術件数などが低迷しており、京都府立医大のチームと交代させる』と言われた。根拠のない退職通告でパワハラにあたる」などと主張。北脇理事長は元府立医大病院長で、取材に対し「経営に関する協議で、パワハラではない」と説明していた。

 

 市民病院では大量退職の影響で4月以降、肺がん検診の休止や救急外来の受け入れ数縮減が見込まれ、市側は京都大側の信頼回復に努めるよう求めていた。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ3月17日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 大津市民病院医師退職問題 泌尿器科の医師も退職へ (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
退職を強要したとされる理事長が辞意を表明とのこと。
旗色が悪くなり逃げようとしているのか、騒動発生の引責なのかは不明ですが、
市民の生活に悪影響を及ぼしているのは事実です。
しかし、辞職されてしまうと、真相解明が難しくなったり、
パワハラ加害者であっても退職金が支給されたりとなりますので、
安易に辞任させるのも問題と言えます。

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