2022年3月15日火曜日

去年1年間の自殺者 全国で2万1007人 女性は2年連続増加 厚労省

去年1年間の自殺者 全国で21007人 女性は2年連続増加 厚労省

 

2022315日(火) 10:26 NHK

 

去年1年間に自殺した人は全国で21007人で、女性は2年連続の増加となったことが分かりました。

厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染拡大による生活不安や環境の変化などが影響していると分析しています。

 

厚生労働省は去年1年間に自殺した人についての確定値を15日、公表しました。

 

それによりますと、去年の自殺者は全国で21007人とおととしより74人、率にして0.4%減少しました。

 

年間の自殺者数は2010年以降減少傾向が続いていましたが、おととしは前の年より増加していました。

 

去年の自殺者を男女別でみると、

▽男性は13939人と、おととしより116人減少しました。

一方、

▽女性は7068人と、42人増えて2年連続で増加しました。

 

年代別では、

50代が3618人と最も多く、おととしより5.6%増えました。

20代は2611人と3.6%増加しています。

 

また、去年自殺した子どもは、

▽小学生が11人、

▽中学生が148人、

▽高校生が314人で合わせた人数は473人となりました。

 

これはおととしと比べて26人減りましたが、1980年に統計を取り始めて以降、2番目に多くなっています。

 

厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染拡大による生活不安や環境の変化などが影響していると分析していて「1人で悩みを抱えずにためらわずに支援機関や自治体などに相談してほしい」と呼びかけています。


《カウンセラー松川のコメント》

1月の速報値に続いて確定値が発表されました。
 令和元年 20,169人
 令和2年  21,081人
 令和3年  21,007人
前年(令和2年)よりは74人減ですが、
前々年(令和元年)比では838人増の状態であり、
決して両手を挙げて喜べる状態ではありません。
厚生労働省の分析にもありますが、
新型コロナウイルス感染症を起因とする産業停滞による
企業から個人まで経済状況の悪化やそれに伴う各種不安や
自粛強要による生活の抑制から発生するストレス増加が
心理的な悪影響を及ぼしていると私も考えております。
感染防止の為にあらゆる我慢をするのではなく、
ひとり一人がきちんと感染防止を図り、
「自分だけは大丈夫」
ではなく
伝染さない。伝染らない。伝染させない
の感染防止三原則を遂行するしかありません。

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