2022年3月10日木曜日

福岡県議会 “議員ハラスメント”根絶を決議

福岡県議会 “議員ハラスメント”根絶を決議

 

2022年3月10日() 23:58  RKB毎日放送

 

福岡県議会は、議員同士や有権者からのハラスメント行為の根絶を求める決議を可決しました。

 

福岡県議会で可決されたのは、主要4会派が提案していた地方議会でのハラスメントの根絶を求める決議です。

 

議員同士や有権者からのハラスメント行為をなくし、女性の政治参画を促すことが目的で、6月議会での条例の制定を目指しています。

 

内閣府が去年、地方議員を対象に実施した調査では、セクハラやパワハラの事例が1か月間で1300件以上寄せられていました。

 

地方自治研究機構によると、議員や職員のハラスメント防止に関する条例は、福岡県中間市など全国で11の自治体にありますが、都道府県レベルでは例がないということです。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

きっかけは女性市議の訴え
 福岡県議会、ハラスメント防止条例へ決議

 

2022年3月10日() 19:00 朝日新聞

 

 福岡県議会で10日、議員同士や有権者からのハラスメント防止条例の制定に向けた決議が全会一致で可決された。ハラスメント根絶を「喫緊の課題で、全力で取り組まなければならない」と位置付け、条例化をめざすと明記。6月定例会で制定されれば、都道府県議会では全国初となる。

 

 検討中の条例案では、議会内に相談窓口を設け、弁護士など外部有識者らが当事者から聞き取りすることを想定。市町村議会との共同研修の実施や、有権者が投票をちらつかせて嫌がらせをする「票ハラスメント」への対応も検討する。

 

 条例制定に向けて動くきっかけは、福岡県筑後市の女性市議の訴えだった。昨年10月、当選1回の鶴佑季子市議(37)は、県の人権・同和対策局に相談に訪れた。市議会の議場で年上の男性市議から「オイ、お前」「早く質問終われ」と言われるなどのハラスメントを受けたという。

 

 県からは人権擁護を担う福岡法務局への相談を促され、後日法務局に向かうと、担当者は「議場のことは介入できない」とにべもなかった。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ3月2日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 議員によるハラスメント防止へ 福岡県議会、全国初の条例化に着手 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
議員へのハラスメント防止の県条例が可決されました。
県条例制定のきっかけは女性議員へのパワハラですが、
これをセクハラと解釈するのは間違いであり、女性に対しても失礼です。
しかし、条例の趣旨はセクハラ防止とのこと。
やはりどこかで「女性は守るべきもの」との認識があり、
女性もそれを上手く使っている感のある朝日新聞の記事でした。

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