2022年3月28日月曜日

職員を威圧・不当要求か? 警告書に不服の姫路市議、賠償請求棄却 神戸地裁姫路支部

職員を威圧・不当要求か?
 警告書に不服の姫路市議、賠償請求棄却 神戸地裁姫路支部

 

2022年3月28日() 14:59 ラジオ関西

 

 姫路市議(55)が市職員に威圧的な言動をしたとされる問題で、この市議に対し今後こうした言動を繰り返さないよう発した、姫路市の警告を不服として、市議が市を相手取り3300万円の損害賠償を求めた訴訟で、神戸地裁姫路支部は28日、「警告に違法性はない」などとして市議の訴えを棄却した。市側は請求棄却を求め、真っ向から対立していた。

 

 姫路市によると、市議は20196月、市内の白浜地区にある公園のフェンスを高くするよう市に要請した際の面談で、職員の対応に不満を抱き、 机をたたくなどして 「適当なこと言うたら、とことんいくで」と不満を抱き、担当職員に対しては「そんなできの悪いやつ、人事課長に言って換えてくれ」などと声を荒らげたとされる。さらに20185月には特定の業者について「1回ぐらい休んでもうたらええ」などと入札から外すよう、職員を威圧したとしている。

 

 姫路市は 202011月、 市議のこれらの言動が市職員倫理条例の「不当要求行為」に該当するとして、市議に対し、姫路市長名義で警告書を出した。

 一方市議側は、警告書は正式な手続きを踏まずに出されたと主張。法的根拠を欠き、社会的評価を低下させたなどとして、結果的に「名誉を大きく侵害された」としている。

 

 判決で神戸地裁姫路支部は「条例にも反することなく違法な行為とは言えない。また、市長が裁量を逸脱して警告書を発出したとは認められない」などとして請求を棄却した。

 一連の言動をめぐり、姫路市議会の百条委員会は20212月、松岡市議による「不当要求」であり、「パワーハラスメント」にもあたると認定、3月と12月の本会議で、議員に対する辞職勧告決議案を提出、 それぞれ全会一致で可決した。勧告に法的拘束力はなく、市議は議員辞職を否定している。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2021年3月2日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 職員を威圧・不当要求か?姫路市議、 出された警告書に不服、賠償請求 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
加害者である市議が市に対しての損害賠償請求訴訟が原告敗訴とある
請求棄却となりました。
まだ第一審ですので、加害者としては正当性を主張する為に
控訴する可能性は十分にあります。
そして、判決が確定するまでの時間稼ぎをして、
市議を辞職しない口実にするのでしょうね。

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