2022年3月17日木曜日

「死ねばよい」自殺原因は職場パワハラ 損害賠償請求で和解成立

「死ねばよい」自殺原因は職場パワハラ
 損害賠償請求で和解成立

 

2022年3月17日() 17:49 札幌テレビ

 

2017年に札幌トヨタ自動車の整備士だった男性が、職場のパワハラで自殺に追い込まれたとして、父親が会社に対し損害賠償を求めていた裁判で、和解が成立しました。

 

札幌トヨタ自動車・室蘭支店の整備士だった石崎来輝さんは2017年、職場の先輩から「死ねば良い」などと言われ、適応障害と診断されたのち自殺しました。

 

石崎さんの父親は職場のパワハラなどが原因で自殺に至ったとして、会社に対しおよそ4300万円の損害賠償を求めていましたが、きょう和解が成立したということです。

 

(原告・石崎さんの父親)「札幌トヨタの職場環境を安全なものとすることが、息子の死を少しでも意味あるものとすることにつながるのではないかとの思いから応じることにしました」

 

札幌トヨタ自動車は「パワハラへの認識や対策が不十分だった。再発防止に全力を挙げて取り組む」などとコメントしています。



※ 他社のニュースも掲載致します

札幌トヨタ自動車の21歳整備士自殺
トヨタ側はパワハラを自殺の原因と認め、父親と和解成立
 札幌市

 

2022年3月17日() 17:21 北海道放送

 

 自動車販売会社に入って2年目の21歳の男性が自殺し、父親が会社に賠償を求めた裁判で、会社は、自殺の原因をパワーハラスメントと認め、和解が成立しました。

 

 この裁判は、札幌トヨタ自動車の整備士、石崎来輝(いしざき・らい)さん21歳が、入社2年目の2017年に自殺し、父親が「自殺は先輩社員のパワハラが原因」として、会社に、およそ4300万円の損害賠償を求めたものです。

 去年1月、札幌地裁は「先輩社員の発言は指導の範囲を逸脱していた」とする一方、自殺と「パワハラ」の因果関係を認めず、父親が控訴していました。

 しかし、17日、会社はパワハラが自殺の原因であると認め、再発防止に努めることで和解が成立しました。

 和解金額は公表されていません。

 

 石崎来輝さんの父親(47

 「一般的に言う仲直りしたような和解とはまったく思っていない。札幌トヨタに対しては、どういうふうに償っていくのか、しっかり見ていきたい」

 

 札幌トヨタ自動車は「パワーハラスメントを許さないという姿勢のもと、風通しの良い職場環境を築くよう努力を続ける」とコメントしています。




「早く辞めればいい」上司らのパワハラで自殺
 札幌トヨタが認め和解

 

2022年3月17日() 20:45 朝日新聞

 

 自動車販売会社「札幌トヨタ自動車」の整備士の男性(当時21)が自殺したのは職場でのパワーハラスメントなどが原因だとして、父親が同社に損害賠償を求めた訴訟は17日、札幌高裁(長谷川恭弘裁判長)で和解が成立した。同社がパワハラが自殺の原因だったと認め、謝罪した。和解金額は非公表。

 

 自殺したのは、同社室蘭支店に勤務していた石崎来輝さん。訴状によると、石崎さんは20164月に入社し、職場で先輩や上司から「仕事ができないなら早く辞めればいい」「死ねばいいのに」などと言われた。同9月に出勤できなくなり、適応障害と診断された。その後職場復帰したが、再び出勤できなくなり、177月に自殺した。

 

 昨年1月の一審・札幌地裁判決は、石崎さんが受けた言葉がパワハラに当たるとして、適応障害の原因になったと認め、同社に44万円の支払いを命じた。一方、パワハラと自殺との因果関係は認めず、原告と被告双方が控訴していた。


《カウンセラー松川のコメント》

正直「またかトヨタでパワハラ自殺か」です。
日本国内で圧倒的なシェアを持つトヨタ。
メーカー・販社・系列会社と
パワハラ自殺の件数も圧倒的ではないでしょうか?
この様な背景に社風が関係している気がしています。
言葉は悪いですが、起きてしまった事は取り消せません。
しかし、今後の発生を抑止、いや撲滅することは可能だと思います。
他の自動車メーカーでニュースにならないのは、
トヨタ以外がニュースの価値が無いのではなく、
その様な事案が発生していないからだと思います。

御遺族の皆様へ
再発防止の為の和解は苦渋の決断だったと思います。
しかし、亡くなられた石崎来輝さんなら
この和解をきっと理解してくださるはずです。

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