2021年3月4日木曜日

池田市長のサウナ問題 後援会長と副市長、職員が秘密保持契約

池田市長のサウナ問題 後援会長と副市長、職員が秘密保持契約

 

2021年3月4日() 20:52 毎日新聞(三角真理)

 

 大阪府池田市の冨田裕樹市長が市役所内に家庭用サウナを持ち込んで使用していた問題で、発覚後、冨田市長後援会会長と副市長、職員の間で「秘密保持契約」が結ばれていたことが4日分かった。市議会調査特別委(百条委)で取り上げられた。マスコミに情報を流した犯人捜しではないかとの追及に対して冨田市長は「職員を守るためだったと聞いている」と副市長らをかばった。

 

 この日の百条委で、証人となった冨田市長に対して、守屋大道委員が質問。202010月にサウナ問題が報道された数日後の1025日に秘書課職員が、市長後援会長から電話で「(あなたがマスコミに)情報提供したと確信している」と決めつけられたうえで「もし提供者でないなら、その証明をせよ。真犯人捜しをせよ」と言われたという。職員は「私ではない」と否定したが恐怖を感じたという。さらに同29日に職員は、副市長、後援会長に呼び出され、3人は秘密保持契約を結んだ。契約は「今から話すことは絶対他言しないように」との内容だったという。

 

◇市長、関与を否定

 守屋委員は冨田市長に「このことを知っているか」とただすと、冨田市長は「契約をしたことは聞いたが、中身については知らない」「事後に聞いた」などと関与を否定。そのうえで、副市長や会長から「市政運営を円滑にして、職員を守るためだったと聞いている」と述べた。守屋委員は「(契約を交わす場で)職員は『“犯人”と認めれば将来を保障する』といわれたというが、これは脅迫につながるのでは」とさらに追及したが、市長は「(内容については)全く知らない」と通した。

 

 市長の職員へのパワーハラスメントの有無についても質問があった。委員らは「市長就任間もないとき職員を市長室に呼びつけ大声で叱責したか」「(きちんと回答しない職員を)会議室から退席させたか」「『お前その態度はなんや。民間におったらクビや』などと激怒し怒鳴られたと聞くが本当か」など月日や場所を明らかにしながら聞いたが、大半の質問に対して冨田市長は「言った覚えはない」「していない」と否定した。

 

 次回の百条委は12日、副市長や後援会長に証言を求める。


《カウンセラー松川のコメント》

問題となっている市長の後援会長と言う行政とは無関係の者まで登場し、
その者から秘密保持契約を結ばされる。
何ともきな臭い話です。
同時に登場する副市長ですが、この役職は市長が指名し任命する者であり、
一般的には市長の側近ですから、後援会長寄りとも言えます。
後援会長と副市長と言う市長側の者が市の職員に対して、
市長に都合の悪い事を口外しない様にさせたと判断出来るでしょう。
また、百条委員会での市長の回答も「知らぬ存ぜぬ」と変わり無い回答であり、
百条委員会委員への心証も害していると感じます。

2 件のコメント:

  1. コメントを入れたつもりでしたが、消えてしまったようです。
    秘密保持契約とはこのような場合にする契約ではないはずですよね。そもそもサウナ?腐りきってますね。

    返信削除
    返信
    1. まぁ他言無用を約束させる為の証書ならば、秘密保持契約になるでしょうね。
      腐敗した市長の取り巻きがやる事ですからね。

      削除