「学長選考・監察会議」に改称へ 監事が不正通告、チェック強化
2021年3月2日(火) 8:47 時事通信
政府は2日、国立大の学長の職務状況に対するチェック機能を強化するため、各大学に設置される「学長選考会議」を「学長選考・監察会議」に改称する国立大学法人法改正案を閣議決定した。
2022年4月の施行を目指す。
文部科学省によると、会議のけん制機能を強化し、学生や学界、産業界など多様な関係者からの信頼を獲得するのが狙いという。
改正案では、文科相が任命する監事のうち、少なくとも1人を常勤とし、学長の不正行為や法令違反を把握した場合、学長選考・監察会議に通告するよう義務付ける。通告を受けた同会議は、学長に説明を求めることができる。従来の学長選考会議には学長の参画が認められていたが、新たな会議では参画を認めず、学内と学外の委員が同数になるようにする。
学長選考会議は、職務上の義務違反があったときなどに文科相に学長の解任を申し出ることができるが、これまで監事が不正を通告する仕組みはなかった。
国立大の学長をめぐっては、北海道大の学長がパワハラを理由に昨年6月に解任されたほか、旭川医科大で今年、学内情報を外部に漏えいしたとして病院長を解任した学長が学内から解任請求されるなど混乱が続いている。
《カウンセラー松川のコメント》
遂に国立大学のお家騒動も政府を動かしてしまいました。
前世紀の学生運動では[大学自治]なる言葉も登場しましたが、
どうやら先生方による自治は難しい様ですね。
やはり、教授の椅子、学部長の椅子、学長総長の椅子が掛かると
権力闘争に走ってしまうのが人情なのでしょうね。
偉い先生もやっぱり更に偉くなりたいのですから、
その点では俗人と変わらないので安心しました。
0 件のコメント:
コメントを投稿