九度山町議長にパワハラ疑惑、辞職勧告決議可決も辞任せず 和歌山
2026年3月4日(水) 10:45 朝日新聞(大野博)
和歌山県九度山町議会は3日、町職員に対するパワーハラスメントが疑われる言動があったとして、山下晴夫議長(77)に議長の辞職を勧告する決議案を賛成多数で可決した。山下議長はその後の本会議で、辞職しない考えを示した。
町は1~6月の半年間、水道料金を全額免除する旨のチラシを1月26日に町民に配布。課長級の男性職員(50代)が翌27日、説明のため議長室を訪れると、山下議長から「どう責任をとるのか」「議会軽視だ」などと大声を上げられたという。職員はその後、心身に支障を来したという。
町の水道料金の全額免除をめぐっては、1~3月分の必要経費を盛り込んだ今年度補正予算案を1月14日の町議会臨時会で可決。4~6月分については年度をまたぐため、町は2026年度当初予算に計上するつもりだったという。町は山下議長からの指摘を受けて、免除期間を1~3月に訂正するチラシを2月2日に配布した。
町は同日、「山下議長による威圧的な発言」について議会の考えを問う申入書を伊丹俊也副議長に提出。伊丹副議長は山下議長への聴取などを経て、「パワハラが疑われる言動だと判断した」と町側に回答した。
町は近く、3人の弁護士でつくる第三者委員会を立ち上げ、山下議長の言動がパワハラにあたるかどうかを確認するとしている。
山下議長は報道陣の取材に、「(議長を除く全議員の)9人が『辞めろ』となったのなら、バッジを外すが、決議に賛成が5人、反対が4人なら議長職を継続させてもらおうと考えた」と説明した。
職員に対して「どないするん」「議会軽視やで」と言ったことは認めたものの、「私は元々声が大きく、威圧はしていない」と述べ、パワハラの言動にはあたらないとの考えを示した。
0 件のコメント:
コメントを投稿